『成功者の告白』から起業家、ベンチャー人が読むべきポイントをピックアップ

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ビジネス

成功者の告白を久々に読みました。
最初に読んだのは一社目のベンチャーが伸び悩み、かなり苦しい時期で、
本当に本の通りじゃねーか!って思った記憶があります。

今回改めて読んで、いい本だなと思ったので記事化いたします。
2回目に読んだいまは、2社目にベンチャーを創業からサポートし、
いまこれから自分で事業を始めていこうというフェーズです。

ビジネスマン必読の書という帯でしたが、
現在会社を経営している方、これから起業しようと思っている方、
ベンチャーで働いている方などが見られるといいのではないかと思います。

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起業してからの歩みや壁は8割が同じパターンをたどる

野村監督の有名な格言で成功は何通りもあるが、失敗は同じパターンしかないとい言葉があります。
本当にそのとおりだと感じます。

私は2社のベンチャーを創業期から見てきており、
どちらも組織規模などのフェーズにより同じパターンをとることを体験しています。

最初の顧客は無料で使ってもらってもいい。

ビジネスの進め方としてのノウハウです。
そのお客さんの声をもらって、販促媒体に掲載する。
無料だが事前に問題になりそうなオペレーションの課題などを洗い出せる。

そのままいきなり大々的に始めて、顧客を獲得し始めるより、
まずは身近な人で無料で試させてもらい、オペレーション上の問題を把握しておくことで、
本格始動となったあとの問題点を洗い出すことができ、クレームを予防できます。

また実際どうだったかというリアルな顧客の意見を聞くことができ、
商材の改善に一役買います。
また利用事例としてサイトに載せることで、購買率を高めることにも活用できます。

売上を上げる段階から経営システムを作る段階になる

こちらはすごい納得できますし、重要なことです。
起業してから売上があがってくるまではいかに売上をつくるかということが非常に重要ですが、
あるときから売上ではなく、オペレーションや組織に目を向けなければいけない時期がきます。
言うなれば、攻めの経営重視から、守りを考えないといけない時期になります。
ここを怠ると、顧客が離れていき、組織崩壊が起きてしまい、
会社や経営者を苦しめることになります。

私の経験でも売上を追い求めるあまり、そのような状況になったことを経験しました。
じゃあ守りの経営をすればいいじゃんということなのですが、
ベンチャーの資金がない状態ではなかなかそういった意思決定はしづらいのが難しいところです。

守りの施策というのは目に見えて利益をあげるものではないので、
そこに時間やお金を使うという意思決定はしづらいものです。
経営者がそういう意識をもっていたとしても、
社内でそういった意思決定を阻む意見もでてくるでしょう。

守りに時間を使うということは売上も鈍化してしまいます。
それまで順調にいっていた会社ほど、この鈍化を受け入れることができず、
どんどん崩れ落ちていくことになります。

しゃがむ時期がスタートアップでは必要なんだと、予め認識しておくことで、
こういったジレンマに対してうまく対応できるのではないでしょうか。

社員は社長の鏡

これも本当にそのとおりだなと思います。
DMM会長の亀山さんも同様のことを言っていました。

亀山さんがオーナーなので、好き勝手に会社の経費を使えますね、
という声に対して、そんなことはしないと仰ってました。

経費を社長が私的なことに使い出すと社員も同じように使いだして、モラルハザードを生む。
なので亀山さんは会社のお金を私的なことに利用することはしないのだそうです。

社員に態度を改めてほしければ、社長自らも変わらなければならないということですね。

これは良い面も、悪い面もあります。

前述の経費の話は悪い部分ですが、良い面も鏡になります。
たとえば社長が顧客を非常に大事にする誠実な性格であったなら、
従業員も同じように顧客を大事にするでしょう。

従業員に「なんでそんなことをするんだ」と思うのであれば、
まず自分がそういったことをしていないかを、見つめ直す必要があるでしょう。

会社が従業員にまず与える

安心感、心理的安全性など、従業員が安心して働ける環境や制度作りをするという話も大事です。
これは従業員的な立場のときに非常に感じました。

仕事ではつらいこと、ストレスが必ず発生します。
そんなときに会社が安心感や心理的安全性を担保してくれていないと、
踏ん張りが効かず、倒れてしまうのですよね。

会社がしっかり従業員のことを考えて、サポートしてくれているような姿勢が見えると、
従業員はがんばれるし、この会社に貢献しようというモチベーションが生まれるのです。

その上で顧客への向き合い方など、ルールのようなもの、
クレドを設けることが大事だと本では記載がありました。

なんとなく雰囲気や文化で会社のアイデンティティや方向性がわかっていても、
人数が増えてくるとそれを共有しづらくなってきますし、
新しく入ってきたひとにすぐに浸透させたいということもあります。

そのためには本書ででてくる、クレドのような、
行動指針を明文化したものがあるといいでしょう。

社員は無言でやめていく

これも自分も経験しており、本当にその通りだと思います。
経営者はなぜやめたのかということの本質がわからないのです。

私は1社目のベンチャーで、従業員が半分ほどやめるというフェーズで働いていました。
明らかに組織の空気が悪く、崩壊間近の状態でした。

みんな当たり障りのないことを言ってやめていくのですが、
実際は会社への将来性の不安や、社長や経営陣への不満、
給与や待遇面での不満が多かったのではないかなと思います。

また、最近ではフリーランスになるハードルが下がってきており、
従業員がフリーランスになるということも多くなっています。

従業員の独立ということで、
そんなにネガティブに考えない経営者も多いように見受けますが、
本当にそうでしょうか。

フリーランスになる敷居が下がっている現代では、
独立だからネガティブな要因ではない、という思考は浅はかです。
なにかしら会社にネガティブ要素が眠っていると考えたほうがいいでしょう。

まとめ

ベンチャー2社経験してきた私が気になるところをピックアップしてみました。
数時間で読めますし、安いです。
読んだことがない人、
数年前に読んで少し内容を忘れている人は読んでみてください。

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